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仮面うつ病と風邪の症状
太郎さんは51歳のサラリーマンで、10年前から年に数回、長いときは2ヶ月ぐらい寒気がしたり、喉が痛かったり、風邪のような症状が出るようになり、そのたびに内科で受診し、薬をもらっていました。
しかし、その薬を飲んでも一向に症状はよくならず、風邪を引きやすい体質だとあきらめていたのですが、風邪を引いているときは集中力がなくなり、仕事にも大きな支障があり、仕事を休むようになりました。
そこで、友人の紹介で一度心療内科で受診し、太郎さんは、全身倦怠感、喉の痛み、寒気を訴え、不眠、イライラなどの症状を訴えました。
診察の結果、仮面うつ病と診断し、抗うつ薬を投与したところ、症状は改善し、不眠もなくなったのです。
太郎さんが風邪のような症状を訴えるようになったのは、地方に引越し、同時に転職をした頃で、家の近くのカラオケをしている飲食店の騒音が気になり、苦痛に感じていたようです。
太郎さんのように風邪のような症状を繰り返す場合、不眠やイライラ、不安感などを伴うようなら仮面うつ病の場合があります。
うつ病がんばるな!
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