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昇進で仮面うつ病
太郎さんは、53歳で課長に昇進し、とても嬉しかったようです。
しかし、課長に昇進してまもなく、夜、よく眠れない日が続き、なんとなく体調が悪いと感じるようになりました。
まじめで責任感の強い性格で、課長昇進後は以前にもまして熱心に仕事をしていたために、過労で疲れがたまっていると思っていました。
そのうち、仕事に対する自信がなくなり、仕事ぶりがすっかり変わってしまいました。
太郎さんはコツコツ仕事をするタイプで、仕事をためたりすることはなかったそうですが、書類の決裁ができなくなって部下から催促されるようになり、仕事上のミスも目立つようになりました。
仕事の打ち合わせで相手の言っていることが理解できなかったり、文書を何度読んでも意味がわからないというようなことも起こるようになりました。
家でも、会社から帰ってくると、元気がなくなって家族ともほとんど話をしなくなり、朝も体がだるそうでやっと出勤していくような状態になりました。
そのような状態が続いたある日、風邪を引いたことをきっかけに会社を休みましたが、熱が下がっても出勤できなくなり、心療内科を紹介されて受診した結果、うつ病であることがわかりました。
うつ病がんばるな!
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