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仮面うつ病で高熱
太郎さんは、31歳の男性で、月に1、2回、38度近く高熱が出ることを繰り返しているということで、内科を受診しました。
扁桃腺が腫れ、炎症反応を起しているのが認められ、それ以外の異常は認められませんでした。
太郎さんは30歳になったのを機に転職し、その頃から高熱が出るようになり、何度か診察を受けたのですが、診断は確定しなかったようです。
症状が改善しないため、内科の紹介で心療内科を紹介してもらい、詳しく症状を話すと、夜眠れない、日曜の夜が最も眠れない、金曜の夜は眠れるとのことでした。
太郎さんは、職場での人間関係にストレスを感じており、転職前の職場とは異なり、女性が多いため気を使うようになったということでした。
うつ状態も認められたので、仮面うつ病と診断し、抗うつ薬、精神安定剤、漢方薬による治療を行ったところ、夜、よく眠れるようになり、熱も出なくなったのです。
太郎さんは、几帳面で真面目な性格で、自分でも気分の切り替え方が下手だといっていますが、職場環境の変化、職場での人間関係のストレスが引き金となって、仮面うつ病になったと考えられます。
うつ病がんばるな!
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