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リストラで仮面うつ病
最近では、証券会社や銀行までもが倒産するような経済情勢の中で、配転、出向、リストラ、倒産などが引き金となってうつ病になる人が増えており、中高年のサラリーマンに多くいます。
うつ病になりやすい人は、真面目で几帳面ですが、反面、変化に弱いので、不況によって会社内でリストラが進む中で、さまざまなストレスにさらされ、うつ病を発症しやすくなると考えられます。
社会が安定してる時代なら、うつ病になりやすい素因を持っていても発症しなかっただろう人が、最近のような状況の中では発症しやすくなっているともいえます。
日本では会社が人生の全てというサラリーマンの人が多く、出向やリストラなどは非常に強いストレスを感じる出来事で、うつ病になりやすい素因を持っていない人でも、リストラなどが強いストレスになり、反応性うつ病を発症することも多いのです。
リストラうつ病など、不況が原因のうつ病が増えているということは、中高年の自殺者が増えていることからも推測されます。
自殺をする場合、覚悟の上の自殺というのは意外に少なく、その背景にうつ病が潜んでいることがほとんどで、経済・生活問題を理由とする自殺とされているものの多くも、リストラ、倒産などが引き金となってうつ病となり、その診断がつかなかったため、適切な治療が受けられないまま自殺という結果になってしまうことも多いのです。
うつ病がんばるな!
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