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日常生活のうつ状態
仮面うつ病は、体の病気という仮面をかぶっているように見えるうつ病ですが、本体はあくまでうつ病なのです。
うつ病は、気分が憂うつになり、元気がなくなる心の病気なのですが、このようなうつ状態は、日常生活でよく経験することです。
仕事で失敗したり、受験に失敗したり、家族や親しい人を亡くしたりしたときには、誰でも落ち込んだり、憂うつな気分になります。
しかし、うつ病で見られる気分の落ち込みは、日常生活で見られるうつ状態とは明らかに違い、日常生活で見られるうつ状態は、あきらめがついたり、時間が経つにつれて癒され、長時間続くことはありません。
日常生活で見られるうつ状態の特徴は次になります。
□うつ状態になった原因を自覚している
□うつ状態になったことを周囲が納得できる理由がある
□食欲、睡眠欲などの本能が低下することもあるが、時間が経つに連れて改善し、長くは続かない
□抗うつ薬は効きにくい
□自殺をすることはほとんどない |
ときには長期間続くこともあるのですが、その場合には、憂うつな気分、気分の落ち込みが続いていることに、周囲の人も納得できるような理由があります。
病気でないうつ状態には、うつ状態になるはっきりしたきっかけがあります。
うつ病には、理由もきっかけもはっきりしないこともあるのです。
うつ病がんばるな!
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