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脳のエネルギーとビタミンB
脳のエネルギー源になれるのはブドウ糖だけで、タンパク質や脂肪は体のエネルギー源になりますが、脳ではエネルギー源とはならないのです。
ブドウ糖は食物として摂取された糖質（糖分やデンプンなど）が酵素によって分解されてできます。
ただし、糖質をエネルギーとして利用するには、ビタミンB群といわれる一群のビタミン（B１、B２、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン）が必要で、これが一つでも足りないと糖はエネルギーとして利用されません。
ビタミンB群が足りない場合、口内炎や口の周りの炎症、イライラ感、無気力、立ちくらみやめまい、疲れやすい、などの症状が現れます。
アルコールを分解するときにもB群は消費され、またアルコールはビタミンB１の吸収を妨げますから、お酒を飲んだときは特にビタミンB１が不足しやすいのです。
ビタミンB６が不足すると、デンプンの分解が進まないので、ブドウ糖が不足し、またビタミンB１が不足すると、いくらブドウ糖があってもエネルギーに変換できません。
ビタミンB1やB６が足りなければ、脳の働きが鈍り、いつまでも頭が冴えず、気分も落ち込んでしまい、イライラ、情緒不安定、体がだるいなどの症状も現れます。
ビタミンB２は脂肪をエネルギーに変えるときに必要なビタミンで、ビタミンB１と一緒に摂ります。
ナイアシンは熱によって分解されにくく、水溶性で魚介類に多く含まれています。
ビタミンB6とB１２は脳の神経細胞に多く含まれるので、頭のビタミンといわれ、タンパク質をアミノ酸に分解したり、別のアミノ酸に変えたりします。
ビタミンB１２は植物には全く含まれておらず、特にシジミに多く含まれています。
 うつ病がんばるな！
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