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食欲がないときは辛味と香り
体の健康も心の健康も、毎日の食事によって決められており、食欲がないというのは体が正常に働いていないというサインなのです。
体と心をつかさどっている脳は、体重のわずか2%に過ぎないのに、人体の全エネルギーの20%を消費する大食いの臓器なのです。
脳のエネルギー源であるブドウ糖をしっかり摂らなければ、元気の素は作れず、ブドウ糖不足が続けば、元気の貯蔵も減少するのです。
どうしても食欲がわかないときには、少量の刺激を与え、いつもの食事にカレー粉、ワサビ、ショウガ、唐辛子などの香辛料を使ったり、レモンや青ジソの葉で食欲を誘う香りをつける、あるいは酸っぱい梅干で味付けしたりしても効果的です。
こうした香辛料によって脳は刺激され、胃液が分泌されて食欲が増進します。
ほうれん草のおひたしに七味唐辛子を振るだけでも効果があり、唐辛子に含まれるカプサイシンは体を温め、覚醒物質であるノルアドレナリンが放出されて頭がすっきりします。
このとき、リラックス成分であるβエンドルフィンも出るので気分も爽快になります。
職場や家庭のいざこざが原因で精神のバランスを崩し、食欲が出ないような状態になったら、カルシウムやマグネシウムで精神の興奮を静め、ストレス症状を少しでも和らげます。
カルシウムは小魚、乳製品やブロッコリー、昆布、イチジクなどに、またマグネシウムはキャベツ、玄米、枝豆などに多く含まれています。
うつ病がんばるな!
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