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心はアミノ酸でできている
アミノ酸は人間の体を作っている材料で、体を動かすのは糖質や脂肪などのエネルギー源だとされていますが、神経細胞から神経細胞に信号が流れてはじめて、脳で考えることも、体を動かすこともできるのです。
この信号を伝えるのが神経伝達物質といわれるもので、脳内に100種類以上ありますが、大きくはアミノ酸、アミン、ペプチドの3種に分類できます。
アミンやペプチドはアミノ酸から作られていますから、心はアミノ酸で作られているのです。
うつ病の原因とされるセロトニンは、トリプトファンというアミノ酸から作られています。
このセロトニンとノルアドレナリンという伝達物質の働きが低くなると、気分が落ち込み、うつになります。
これらの神経伝達物質の働きを高めることによってうつを改善するのが抗うつ薬です。
アミノ酸には20種類あり、そのうち11種類は体内にある酵素によって作ることができますが、残りの9種類は、体に取り込んだ食物から摂るしかないので、必須アミノ酸といいます。
トリプトファン、スレオニン、リジン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジンの必須アミノ酸は、肉や魚、卵や牛乳、チーズなどにバランスよく含まれています。
メチオニンはうつを改善するアミノ酸として知られ、大豆、ゴマ、ひまわりの種、シラス干し、カツオ節、マグロ、ヒラメなどに多く含まれています。
うつ病がんばるな!
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