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集中力を高めるチロシン
月経前症候群(PMS)という病気があり、月経前になると、ひどい腹部痛やイライラ、うつなどを感じるものですが、この症状の改善にはチロシンが効果的です。
また、慢性疲労症候群といって、長期間にわたって疲れがとれず疲労に悩まされる症状にもチロシンが効果があります。
チロシンは直接間接にさまざまば働きをしますが、これらの効果は、チロシンがドーパミンなどの意欲を出させる神経伝達物質の原料になっているからと考えられています。
集中力がないのは、脳を興奮させる神経伝達物質のノルアドレナリン不足で、この原料は、チロシンとフェニルアラニンです。
チロシンが豊富な食べ物はチーズで、チロシンはタンパク質と一緒だと吸収が悪くなり、糖質と一緒だと吸収がよくなる性質があります。
ただし、ビタミンB6とビタミンCが不足すると、いくらチロシンを摂っても、ノルアドレナリンに変換されないので、ビタミンを豊富に含む果物や豚肉も摂るようにします。
また、チロシンには、集中力を高めるだけではなく、神経の疲れをとり、気分を向上させる効果もあります。
また、チロシンは、トリプトファン、アルギニン、オルニチン、グリシンとともに、成長ホルモンを増加させる働きがあるといわれています。
成長ホルモンは大人でも睡眠中に分泌され、筋肉を増やす、損傷した組織を修復させるなどの役割を果たし、病気やけがを治し、健康に生きるために必須のホルモンです。
うつ病がんばるな!
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