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セロトニンを作る食べ物
気分が落ち込んでやる気が出ない、人間誰しもそんなことはあり、そういうときは脳の中でセロトニンという伝達物質が少なくなっている可能性があります。
医学的にはセロトニンを増やす薬を使えばよいという考えなのですが、半分くらいはこれでうまく行くのですが、半分は慢性化したり、薬の依存症のような状態になってしまいます。
大事なことはセロトニンの原料を含む食品を摂ることで、セロトニンはアミノ酸の一種のトリプトファンから作られますが、トリプトファンは食品から摂るしかなく、マグロやカツオ、牛や豚肉の赤身などに豊富に含まれています。
レバーや豆腐、卵のほか、バナナも果物では例外的にトリプトファンを含んでおり、また、チーズやピーナッツ、牛乳などもあげられます。
ただし、これらの食品を食べるだけでは、トリプトファンはセロトニンにはならず、まず必要になるのはブドウ糖です。
ブドウ糖が血中に入るとインスリンというホルモンが分泌され、トリプトファンが脳の中に入るにはインスリンが必要なのです。
さらに必要なのがビタミンで、ビタミンB６はトリプトファンがセロトニンに組み換えられるときに必須のビタミンです。
ビタミンB６は先ほどの肉や魚に多く含まれており、さらにビタミンB2、ビタミンCも必要なのです。
うつ状態といっても、足りないのはセロトニンだけでなく、低血糖症で気分が落ち込んでいたり、鉄分が不足して元気がなくなっていたりと、さまざまな原因が絡み合っていることが普通ですので、セロトニンの量だけを上げようと考えるのでなく、セロトニンを下げてしまっている生活を見直すことが大切です。
 うつ病がんばるな！
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