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運動は脳を活性化させる
脳を使うのは、物事を深く考えることだと考えられているようですが、それは脳の働きのごく一部で、脳は外部の情報に対応し、全身をコントロールします。
体を鍛えるとは、脳の命令によって身体の指、手、足などの各部を、目と関連付けて自由に動かすことを学ぶことで、脳は神経を通し、手指や全身のすみずみに連絡をとっているのです。
例えば、筋肉を動かすことで、筋肉からの神経刺激が脳の活動を高めます。
筋肉運動の調整は脊髄が行っていますが、さらに大脳皮質まで伝わり、脳の働きを高めます。
全ての筋肉運動に脳を活性化する効果がありますが、太い筋肉のほうが神経刺激の量が多いので、さらに効果的です。
もっとも大きな筋肉である太ももの筋肉、大腿筋を動かす運動であるウォーキングやジョギングは、脳の働きを効率よく高めるのです。
時速3、6、9キロメートルのスピードで、脳の覚醒効果、情報処理能力、意図的行為機能の変化を調べた結果、安静時に比べ、全ての能力がウォーキング中からウォーキング後に高まっていました。
しかも、歩く速度が早いほど高まりました。
これは歩く速度が速いほど、大腿筋からの神経刺激が多いためなのです。
また、ウォーキングの効果は、周りの景色が目に入ることで視覚刺激が脳に入力される効果もあります。
うつ病がんばるな!
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