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カルシウムとマグネシウムの不足
カルシウムは、細胞の働きを保つために一瞬でも欠かすことのできないミネラルで、その働きは脳の神経細胞から神経細胞への情報の伝達、筋肉の収縮、血液の凝固、心臓の鼓動などの調節など、生命の根幹にかかわるものばかりです。
そのため血液中のカルシウムの濃度は一定の範囲内に入るように調節されています。
不足するとカルシウムの貯蔵庫である骨が分解されて、血液中の放出され、このときにカルシウムは一時的に過剰となり、血管壁などに沈着します。
カルシウムは不足しがちなミネラルなのですが、生活習慣病の多くがカルシウム不足ではなく、カルシウム過剰の形ででるのは、このためです。
例えば、尿路結石などはカルシウムが石となって固まる病気ですし、動脈硬化も血管壁にカルシウムが入り、固くなることから起こります。
カルシウムと同じように重要なミネラルにマグネシウムがあり、これが多く含まれるのは脳、心臓、肝臓、腎臓などのエネルギーを大量に消費する臓器ばかりなのです。
マグネシウムはすい臓からインスリンが放出される際にも、インスリンが血糖値をコントロールする際にも、重要な働きをしており、マグネシウムが不足すれば、血糖値も適切にコントロールできなくなるのです。
カルシウムは牛乳、チーズなどの乳製品や卵、アジやイワシなどの魚介、ハマグリ、ホタテ、シジミなど、マグネシウムは玄米、ひまわりの種、枝豆、キャベツ、カイワレ大根、タマネギ、長ネギ、かんぴょうに含まれます。
うつ病がんばるな!
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