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血糖値とうつ病
憂うつなときや気分が落ち込んだときに、効果的な食べ物があると言うと信じがたいですが、普段、憂さ晴らしにはアルコールを飲んだり、気分転換にタバコを一服したりします。
女性なら、嫌なことがあったときに、ケーキを食べてストレスを解消したりします。
誰もがおいしいもので満腹になれば幸せを感じ、お腹が減ればイライラし、怒りっぽくなるのです。
このように、食べ物と気持ちは深い関係があるのです。
うつと食べ物の関係を調べていくと、血液中に溶けているブドウ糖の値(血糖値)と気分は深い関係があることがわかってきました。
血糖値が下がると気分が落ち込み、血糖値が上がると気持ちも明るく晴れやかになるのです。
食事もせず、脇目もふらずに目標へ向かって、一時的にガンガン働く人がいますが、そういう人は、勢いが落ちるのも早く、病気になる率も高くなります。
そんな働き方では、がんばったからといって、質の良い仕事の成果は得られないのです。
また、いつも何かを食べないと気がおさまらない、という人がいますが、血糖値が下がって気分が落ち込むのが耐えられないためで、お腹が減っているから食べるのではなく、心の空白を埋めるために食べているのです。
現代人のほとんどが、体のためでなく、心を落ち着かせるために、間違った食べ方をしてしまっているのです。
研究では、うつ病の人はブドウ糖の代謝に問題があり、ミネラルのひとつ、クロムが不足ぎみの人が多いことがわかりました。
クロムは血糖値のコントロールに必要なミネラルで、不足すると血糖値が不安定になります。
砂糖を食べ過ぎると、クロムは対外に排出されてしまうので、さらに、うつが進行しかねません。
気持ちを満足させようと砂糖を多く含んだ食品を食べると、かえって気分を乱してしまう原因になるのです。
うつ病がんばるな!
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