ストレスをためやすいタイプ
ストレスをためやすいタイプというのがあり、まずは、「何事にも完璧をめざす人」で、こういう人は、適当とか、そこそこが許せません。
とにかく徹底的にやらないと気がすまない。
そもそも、完壁なんて世の中に存在しません。
完壁を求める人は、ありえないものを追いかけているようなもので、そんなものは手に入りません。
手に入らないものを追いかけて、それでストレスをためている、バカバカしいことをやっているのです。
10回のうち2回でもうまくいけばいいくらいの気持ちで、8回の失敗は自分のせいではなく、それが普通のことなのです。
「責任感の強すぎる人」もストレスをどんどんためます。
これも、完壁主義に似ていて、すべてきちんとやらないといけないと思ってしまうタイプです。
最後は自分がやらないと、と思い込んでいる人も多いようです。
自分がいないと会社がだめになってしまうと思っているサラリーマンもけっこういるようです。
もちろん、そういう気概でやるのは大事ですが、社長が急死しても会社というのは存続していくものです。
平社員の一人や二人が辞めたくらいで潰れるような会社は、放っておいても潰れます。
それくらいの気持ちで、仕事とも、もっと軽くかかわっていてもいいのです。
失敗したら「ごめんなさい」、それですむことはいっばいあります。
責任感は大事ですが、すべてに全力投球はできません。
メリハリで、多少の手抜きが許されるなら、そこは甘えてもいいのです。
「人に頼み事をするのが苦手で、何でも自分で背負い込む人」も疲れます。
多くの人が、小さいときから、「自分のことは自分でやりなさい」としつけられていますので、なかなか人に頼めません。
人間だれしも、得手不得手があり、苦手なことは、それが得意な人に頼めばいいのです。
自分が「嫌だ」と思ったことは、人も「嫌だ」と思っているに違いないと考えるのは、大きな勘違いです。
自分は、伝票を整理するのがとても苦手で、その仕事をするのがすごく苦痛、でも、こんな仕事を人に頼んだら悪い。そう思ってしまいがちです。
しかし、伝票整理が好きで得意だという人も間違いなくいるはずです。
そういう人に頼めば、その人は喜んでやってくれます。
逆に「頼まれると断れない人」もストレスがいっぱいで、断らないから、どんどんと仕事を頼まれます。
いつも残業ばかりで、クタクタになってしまいます。
人に頼めなくて、頼まれたら断れないというタイプだと、もう底なし沼です。
頼まれたら断れない人は、嫌われるのが嫌だからという心理があるのだろうと思います。
基本的に優しい平和主義者ですが、自分を殺して世の中を平和にしようというのは、間違っています。
すべての人が幸せになるのが本当の平和で、自分も幸せにならなければいけないのです。
こういうタイプの人は、自分をもっと大切にしないといけないのです。
「できない」ことは「できない」と言えるように心がける、それが言えなければ、「今はこういう状態だから、すぐには無理だ」と伝えることです。
優しくて平和主義の人は、少々きつく言ったとしても、日ごろの献身的な行いがありますから、そう簡単には嫌われないものです。
一度断ってしまえば、別に断ったからと言って、何かが大きく変わるわけではないことがわかります。
嫌われたら付き合わなければよいのですから、嫌なことはばちっと断ってもよいのです。
「まわりの評価を気にして生きている人」も疲れます。
これも、嫌われたくないという恐怖感からくるのです。
そんなにたくさんの友だちは必要ありません。
退屈しのぎの付き合いしかできない友だちが多過ぎます。
一生付き合える友だちが一人でもいれば幸せです。
また、だれかに嫌われても、入れ替わるように、違う人と親しく付き合えるようになるものです。
去る者は追わず、きっと、新しい出会いが待っています。
会社での評価にしても、たかだか会社で、狭い世界で、できるとかできないという評価をされても、そんなのは大したことないのです。
すべての人に評価されようとするのは、最初にあげた完壁主義と同じで無理なことです。
それを前提に考えて、自分を評価しない人がいても、それはそれで良しとするくらいでちょうどいいのです。
楽天で安眠グッズを探す
Amazonで健康食品を探す |
|