年をとるとマイナス思考に傾く

年をとるとマイナス思考に傾く

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年をとるとマイナス思考に傾く

決め事を作って、それを何が何でもやり遂げるんだと考えるような人がなりがちなのが、うつ病です。

一般的には、40代が、仕事でも責任を背負わされて、うつ病になる危険が非常に高い時期で、うつ病というのは、脳内の神経伝達物質が不足して起こるとされています。

神経伝達物質は年をとれば自然に減ってくるので、高齢になればなるほど、リスクは高くなります。

だから、若いときには、バリバリと働いていた人が、ある年代になったら、急にふさぎ込んで、仕事もできなくなったということがあるのです。

40代になったら、どんな人も、うつ痛のリスクがあり、自分は大丈夫だと思っている人のほうが危なかったりします。

うつ病になるような人は、物事をマイナスに考える傾向があります。

年をとって、脳内の神経伝達物質が減ることで、人はどうしてもマイナス思考に傾いてしまいます。

そういう意味でも、40代はうつ病の種をもっているのです。

そんなところへ、リストラなどの話があると、「自分は会社の役に立っていないんじゃないか」と思ってしまって、早期退職の応募に手をあげてしまったりするのです。

退職すると、ますますやることがなくなってきて、自分の価値が見いだせない、うつ病がいよいよ本格的なものになって表に出てきてしまうのです。

マイナス思考でうつ病になるなら、プラス思考になればいいわけですが、プラス思考というのは口で言うほど簡単ではありません。

だいたい、人間というのは、嫌なことばかりが、頭の中でクローズアップされるような仕組みになっているようです。



プラス思考というのは、やろうと思ってできるものではなく、意識してプラスに考えようとしている人は、どうしても無理が感じられて、はたから見ていても痛々しくなってきます。

プラス思考とか能天気というのは、いつもいいイメージがもてるということです。

イメージは、だれもが自由にもてるはずのものです。

でも現実は、だれもが窮屈なイメージしかもっていません。

たとえば、いくら現実の自分は仕事も大してできない冴えない男であっても、仕事で大成功して、まわりから賞賛を浴びて大出世し、女性にもモテモテというイメージをもつのは自由です。

だれに迷惑をかけるわけでもないし、黙っていればバカにされることもありません。

でも、そんなイメージをする人は皆無で、あくまでも現実の自分に則したイメージしかできなくて、だんだんと暗くなっていくのです。

いつも大ぼらを吹いている人は、借用は失うかもしれませんが、うつ病になることはありません。

現実がどうであれ、頭の中ではいいイメージをもっている人だからです。

イメージの中くらいは、日々のせかせかした生活から離れて、お金がいっぱいあって、美女をはべらせて、やることなすことがすべてうまくいく人生を作ってみることです。

それが、雨天、曇天の脳を、カラッと晴れた脳にするための有効なトレーニングです。



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