勤勉はリラックスできない
日本人はとても勤勉で、これは世界に誇るべき美徳ですが、朝から晩まで勤勉だと疲れるし、免疫力も低下して、がんなどの病気になりやすくなります。
自律神経には、交感神経と副交感神経があって、交感神経が優位になると気持ちがぴりっとして、体も活動するモードになります。
一方の副交感神経が優位になるとリラックスして休むモードになります。
車で言えば、交感神経がアクセルであり、副交感神経がブレーキです。
朝から晩までよく働いている人は、ずっと交感神経が優位になっています。
アクセルを踏みっばなしの状態で、本来、人間の体は、昼間は働き、日が沈むと休む態勢になります。
働き過ぎはそのリズムが狂ってしまって、年がら年中、神経が高ぶっています。
ですから、仕事が終わって家へ帰っても眠れないし、落ち着かず、リラックスができないのです。
病院へ行けば、自律神経失調症と診断され、睡眠薬や精神安定剤が出されます。
この自律神経は、免疫細胞とも非常に密接に関係していて、交感神経が優位になると顆粒球という免疫細胞が元気になり、副交感神経が優位になるとリンパ球という免疫細胞が元気になります。
働き過ぎていつも交感神経が過敏な状態にあると、リンパ球は元気がなくなってしまうのです。
リンパ球を元気にするには、副交感神経を優位にしておくこと、つまりリラックスしていることが大切なのです。
とは言っても、朝から晩までゴロゴロしていることをすすめているわけではなく、普通に会社に勤めている人なら、日が暮れたら仕事をやめて、休む態勢に入ることが、リンパ球のためにはいいことなのです。
夜遅くまで働かないといけないという人は、ぜひ昼寝をするようにします。
昼寝は、交感神経の緊張を解くという意味でとても大切です。
どれくらい眠ればいいのかについては人によって意見は違いますが、20〜30分くらいでいいのです。
ちょっと眠るだけで、頭もすっきりします。
昼寝は、脳を若々しく保ち、記憶力を高めるのにも役立ちます。
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