ムラムラすると長生き?
1997年、イギリスで調査結果が報告され、45歳から59歳までの918人の男性を10年間追跡しました。
何を追跡したかと言うと、どれくらい異性にムラムラしたかという回数です。
この研究者は別にふざけていたわけではなく、性欲と長寿とはどんな関連性があるかを、真剣に調べ
ようとしたのです。
でも、こういう研究は、真面目一辺倒の人には思いつかないかもしれません。
多少の遊び心があってこそ、こんな発想は生まれるのだろうと思います。
たぶん、この研究者も自分はスケベだと自認しているからこそ、こういう調査をしようと思ったのかもしれません。
スケベな人は、頭が柔らかいのです。
調査では、対象となった男性の「性的な興奮の頻度」を3つに分けました。
1カ月にl回も性的興奮のないAグループ、1週間に2回以上のBグループ、その中間のCグループです。
グループ別に、10年後の死亡率を調べてみました。
すると、ムラムラと緑の薄いAグループの死亡率は、しよつちゅうムラムラしているBグループの2倍にものになったのです。
45歳から59歳と言えば、まだまだ男盛りなのに、ムラムラこないというのは、それこそ異常かもしれません。
それだけ生命力が低下しているとも言えますし、ムラムラしないように自己コントロールしていることで、生命力が低下したのかもしれません。
直接の性行為があるかどうかはともかく、まずは異性にときめくことです。
ときめくことで、脳内ではホルモンに似た快楽物質が出て、それが長寿につながるという説を唱えている研究者もいます。
まだ解明はされていませんが、この物質は免疫系を強化し、強力な鎮痛作用があるとも言われています。
研究途上ではありますが、体験的には、恋をして心がときめいているときには、普段悩まされている肩凝りや腰痛を感じなくなったり、風邪をひきにくかったりすることがあります。
昔、ピンク映画というのがあり、そういう映画を専門に上映している映画館の支配人の話で、「映画館に入っていくときには、杖をついてよぼよぼしていた老人が、映画が終わったら、杖もつかずに背筋を伸ばしてシャキシャキと出てきたのでびつくりした」というのがあります。
杖をついてでもピンク映画を見に行くというのは、まさに生命力です。
若い女性の裸体をスクリーンで見て、その生命力にさらなるエネルギーが吹き込まれたのかもしれません。
医学的に言えば、間違いなく免疫力が強化されたはずです。
笑いの研究では、吉本新喜劇を見る前と見た後とで免疫力を測定したところ、見た後のほうがぐーんと免疫力が上がっていたという報告があります。
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