放射能の本当の影響とは
人類の危機というと、今、もっとも言われるのが、放射能のことで、事故を起こした福島第一原発は、初期の対応が悪くて、水素爆発を起こし、放射能をまき散らしました。
放射線というのは、細胞にダメージを与え、特に、分裂の激しい細胞は、大きな影響を受けます。
生殖細胞とか造血幹細胞などで、胎児や子どもの細胞も、勢いよく分裂を繰り返していますので影響を受けやすくなります。
ですから、放射能を軽視するのは危険だし、子どもを避難させるというのはひとつの方法ですが、危険を考える場合、その量も考える必要があります。
どれくらいだと危険で、どれくらいなら安全なのか。国が基準を出していますが、どこまで正しいかわかりません。
こんな事故はこれまで想定されていませんでしたから、放射線の影響については、データに裏付けられた十分な研究がなされていないのです。
放射線を浴びると危険ですか、と質問されれば、大量に浴びると危険ですと答えるしかなく、大量とはどれくらいですかと聞かれたら、もう答えることができないのが実情なのです。
日本は、広島・長崎に原爆が落とされた唯一の被爆国ですが、あのときのデータは、アメリカがすべて持ち帰っていますので、日本にはデータがありません。
放射線医学は医学の世界では、まだまだ新しい領域で、放射能がどれほど人体に影響を与えるかという長期間にわたった詳細なデータは、現在のところありません。
ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所で炉心融解、いわゆるメルトダウンを伴う大規模な爆発事故がありました。
実際の放射線降下物の数値については、福島原発の事故の10倍という説もあれば、逆に10分の1という説もあり、いまだ正確な調査結果の公表はなされていません。
チェルノブイリ事故の影響について、興味深い調査があり、事故の後、原発から半径30km以内は人間の居住が禁止され、その結果、皮肉なことにそのエリアは動物天国と化したのです。
ウサギや鹿をはじめ多くの野生動物が大繁殖しました。
その動物たちを対象に放射線被害の調査をしたところ、放射線の影響によると推定される異状はまったく見られなかったというのです。
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