食べ物は気持ち次第で栄養にも毒にも
放射線に対して敏感になっておられる方からはひんしゅくを買うかもしれませんが、セシウムに汚染された牛肉が出回っていると報道された後の、ある70代男性の話があります。
この男性のようなものの見方、とらえ方は、確実に免疫力をアップさせます。
この男性は、がんで2度、手術をしていますが、非常に厳しい状態から復活されています。
彼は、肉が大好きで、1日に1食はステーキという食生活だそうです。
非常にアグレッシブで頭が良く、仕事もできて女性が好きで、まさにコレステロールが高い人の典型とも言える人です。
セシウムの汚染肉が出回っているとテレビで報道されて、彼が奥さんに言った言葉です。
「これからは、高級な肉が安く食べられるぞ」
70歳を過ぎれば、急性の毒性があるものでなければ、何を食べても大丈夫で、70歳になっても好きなものを食べられることに喜びと感謝をもって、せっかく与えられた健康ですから、それを目いっぱい謳歌してもよいのです。
食べ物というのは、気持ち次第で、栄養になったり毒になったりします。
日清食品の創業者の安藤百福さんは、2007年1月に設で亡くなりました。
急性心筋梗塞でしたが、亡くなる3日前にはゴルフを楽しみ、前の日には、社員の前で約30分の新年訓辞を行い、昼休みには社員と餅入りのチキンラーメンを食べたそうです。
一般的に言うなら、チキンラーメンを毎日食べる食生活は健康的とは言えませんが、百福さんには、生みの親としての深い愛情をチキンラーメンにもっていたでしょうし、誇りをもって食べていたことで、彼にとっては何物にも代えがたい大きなエネルギーとなったに違いありません。
食というのは、人間にとっては、生命を維持するための根源的な行為ですから、決しておろそかにはできません。
しかし、今は、食を栄養素とカロリーだけで語ろうとしており、それは間違いなくおかしいことです。
まったく同じものであっても、ある人は嫌々、別の人は嬉々として食べれば、その体への影響は違ってくるはずです。
人というのは複雑なもので、こうすれば病気になる、こうすれば健康になるという法則などなくて、それぞれが主体性をもって生きることが大切です。
自分はこう生きると決めて、その中で何をどう食べるか、自分で決めることが大切なのです。
たかだか食べ物ですので、それだけで健康や寿命は決まりません。
食べ物そのものよりも、こんなのを食べたら病気になるかもしれないと思って食べるほうがよほど体に悪いのです。
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