コレステロールがスケベのもと?
スケベな人が真面目を装うのはそんなに難しいことではありません。
本当はスケベなのに、スケベはよくないと勘違いして、スケベさを抑えている人もいますが、逆にスケベではない人がスケベになるのはとても難しいことで、スケベになるのは至難の業といえます。
コレステロールは、実はスケベのもとです。
スケベになるには、性ホルモンが潤沢である必要があり、ホルモンを作るにはコレステロールが必要不可欠です。
コレステロール値の低い人は、その肝心のスケベのもとが不足しているので、どんなにがんばってもスケベにはなれないのです。
2009年3月5日、アメリカの全国紙「USAトゥデイ」にとても興味深い記事が出ました。
6カ月にわたる調査の結果、コレステロール値を薬で下げるとセックスの喜びが減るという内容でした。
この研究は、「悪玉」と呼ばれているLDLコレステロールの値が高いが、心筋梗塞を起こしていない人を対象にして、ひとつはコレステロールを下げる薬を投与するグループ、もうひとつは何の効果もない偽薬を投与するグループに分け、セックスの喜びをチェックしたものです。
コレステロールが低下する薬を投与された男性たちは、LDLコレステロールの値が低下するに従って、セックスの喜びが半分に低下したと訴えました。
女性は、男性ほどではなかったが、喜びは低下していました。
何種類かの薬が投与されましたが、コレステロールがあまり低下しなかった薬の場合だと、セックスの喜びの低下もあまりありませんでした。
コレステロールは、脳にもっともたくさんあり、コレステロールは、細胞膜の主原料です。
脳神経細胞というのは、たくさんの突起があったりして、表面積が非常に大きいので、その分、細胞膜もたくさんあり、コレステロールを大量に必要とするのです。
コレステロールを下げると、一番ダメージが大きいのが脳ということになります。
脳内のホルモンもコレステロールで作られていて、さまざまな感情や欲望、快楽も、コレステロールが司っています。
実際、コレステロールを低下させる薬を飲むと、男性ホルモンが減ることが確認されています。
コレステロールが減ると、脳内の神経細胞も鈍化してしまい、快楽ホルモンも出にくくなります。
その結果、人間にとって大切な快感、快楽が得られなくなってしまうのです。
快感のないセックスなど、砂をかんでいるような味気なさで、そんなセックスしかできないなら、性欲がわくはずもありません。
スケベになりたくてもなれない、ある意味、かわいそうな人たちなのです。
スケベというのは恥ずべきものではなく、コレステロールが悪者にされ、減らそう減らそうという今の時代では、限られた人に与えられた特権的な能力なのです。
もちろん、いくらムラムラしても、法に触れるようなことをするのは論外ですが。
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