健康の常識は正しい?
健康常識の多くは、あてにならないことが多く、だいたい、健康に限らず、常識と言われるものがあてにならないわけで、常識にがんじがらめになっていると、まず間違いなく病気になってしまいます。
たとえば、健康診断で、健康診断で使われている基準値の多くは、年齢、性別を問わない一律の数字で、20代、30代の若い人たちを基準にしたものです。
そんな数字ですから、高齢者にそのままあてはまるはずがなく、50代、60代としては十分に健康なのに、20代、30代の健康基準にあてはめれば不健康になってしまうのは当然のことです。
本来なら、年齢ごとの健康基準があれば一番いいのですが、70歳で健康な人の平均をとろうと思っても、これくらいの年齢になるとどこか悪いところがあって、健康基準を作るのが難しいという実情があり、若い人を基準とした数字を高齢者にもあてはめざるを得ないのです。
だから、一番いいのは、気にしないことで、60歳、70歳になって、20代、30代と競おうと思うほうが不自然で、60歳には60歳なりの、70歳には70歳なりの健康があってしかるべきです。
治療についても、40歳のがんと70歳のがんとでは、対処の仕方が違ってもいいはずです。
70歳を過ぎれば、治療をしても治療をしなくても、その後の寿命はほとんど変わらないのです。
手術をし、抗がん剤の副作用で苦しみ、それでも何もしないのと同じだったら、何もしないことを選択するほうが賢明です。
でも、今は、若い人と同じような治療をすすめられます。
若い人でも、がんになったら手術と抗がん剤がベストの選択だとは限りません。
あと3年だと診断された人が、残りの人生、好き勝手に生きようと、何の治療もせずにいたら、5年も6年も生きたという例もあります。
医学は、人間のことも、病気のこともほとんどわかっていないのが実情で、こうしなければいけないこと、してはいけないことというのは、あくまでも推測であって、確実なものではないのです。
そのことを踏まえたうえで、タバコはどうするのか、お酒はどうするのか、治療はどうするのか、医師の言葉を参考にしながら、最終的には自分で決めるという主体性をもつことが大切なのかもしれません。
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