タバコは体にいい?
JT(日本たばこ産業)の職員は、多くが若いときから喫煙していますが、その人たちの寿命は日本人の平均寿命よりかなり長いのです。
このデータだけから言えば、長生きしたければタバコを吸えということになります。
お酒も甘いものも同じです。
現代医学は、心のことはほとんど考えずに発展してきました。
あくまでも、ある成分があれば、それが体にどういう影響を与えるかだけを見て、これはいい、これは悪いと判断してきました。
アルコールもニコチンも砂糖も、ある面では体に悪影響を与えます。
しかし、心に対して安らぎを与えるなら、そこも考慮に入れて、総合的に功罪を語るべきなのです。
人間に病気をもたらす非常に大きな原因として過剰なストレスがあり、タバコとストレスと、どちらが悪いかといえば、ストレスなのです。
もし、タバコでストレスが軽減できるなら、タバコは体にいいと判断してもいいのかもしれません。
タバコがやめられない人は、本当に肩身の狭い思いをしており、実は、それもストレスですから、もうこういう世の中になったのだからとあきらめて禁煙をするのもいいかもしれません。
その分、何か日々のストレスを発散する方法を探さないといけません。
どうしてもやめられない人は、窮余の一策として、低タール・低ニコチンのタバコに変えるという方法をとります。
「死亡率の高い肺腺がんを誘発するとされている物質・ニトロソアミンは、低タールであるはど多く発生する」「オランダでは、低タールタバコが発売された1960年ころから、発売本数と比例するように肺腺がんが増えた」「アメリカ国立がん研究所の疫学調査では、低タールタバコ発売後のアメリカ、イギリスで、喫煙が原因と見られる肺がん死亡率は減らなかった」
日本でも、スーパーライト系のタバコが売れ行きを伸ばしているのに、肺がんで亡くなる人は減りません。
喫煙者は、ニコチンの血中濃度を保つために、スーパーライト系のタバコに変えると、無意識のうちに本数が増えたり、煙を深く吸い込んでしまうため、ニコチンやタールの影響がより大きくなってしまうのです。
厚生労働省も、「低タールタバコを吸う人は、結果として、パッケージの表示より、ニコチンもー酸化炭素も多く取り入れることになり、動脈硬化による心筋梗塞や狭心症を引き起こしやすい」といっています。
女性に人気のあるメンソール系のタバコは、煙がのどを通るときに爽快感があるので、より多くの煙を肺に吸い込んでしまって、ニコチン依存が高まってしまいます。
スーパーライト系にするくらいなら、いっそのことやめてしまう、健康に悪いのではと思いながら、おどおどと吸っているのが、もっとも体に悪く作用します。
とにかく、やめるならやめる、やめないなら昔ながらの強いのを吸う、それくらいの気概を持たないと、生きる力は高まっていきません。
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