元気がないのはうつる
こんな実験があり、マウスを使って、ストレスがどれだけ体に大きな影響を与えるかを調べたものです。
生まれたばかりの赤ちゃんマウスを、お母さんマウスから引き離してしまうのです。
生まれてすぐの子どもを引き離されるのは、お母さんマウスにとっては、何にも増してのストレスです。
その大きなストレスを受けてお母さんマウスはどうなるかということを観察する実験です。
その結果はやはり、お母さんマウスは、すっかり元気をなくし、やがては大変病気になりやすくなります。
この実験の副産物としてわかったことがあり、すっかり落ち込んで元気のなくなったお母さんマウスを、ほかの元気なマウスと一緒のオリに入れます。
元気だったマウスが、元気のないお母さんマウスの影響を受けて、どんどんと元気がなくなっていくのです。
人間も同じで、元気がなくてしょんぼりしている人のそばにいると、自分まで元気がなくなっていきます。
病院には、元気もりもりという人は、まずいません。
そんなところへ行けば、元気な人だって、元気をなくしてしまいます。
ひどい苦痛があって治療が必要なときは仕方ありませんが、大したこともないのに病院へ行くのは元気をなくしてしまうかもしれません。
がんを専門とする医師が、がんで亡くなるというのは、決して珍しいことではありません。
一日のほとんどの時間、がん患者の相手をしているわけですから、そうなっても不思議ではありません。
医者も診療ばかりしていないで、どこかではめをはずして元気をもらうようにしないと、体がもちません。
病院へ行くよりは、元気な人が集まっているところへ顔を出したほうがよいのです。
暗さや悲しさがうつるなら、元気の良さもうつるはずです。
どうせなら、元気をうつしてもらったほうがよいのです。
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