ヨーグルトで腸を強化する
ヨーグルトが体にいいことは、100年以上も前から世界の常識で、そのきっかけを作ったのは、フランスのパストゥール研究所のイリヤ・メチニコフという研究員でした。
彼は、ヨーグルトをよく食べるコーカサス地方に長寿の人が多いことから、「老化は、腸内の有害な菌が引き起こす。ヨーグルトはその害を抑制するので長寿に有効」という仮説を発表しました。
メチニコフは、『不老長寿論』という大著を著しており、日本でも大隈重信が、大正元年に「国力の源は臣民の健康にある」と、この本を出版しました。
ヨーグルトの効用の主役は乳酸菌で、乳酸菌は、乳酸や酢酸、ビタミンを作り出すことで、悪玉菌を減らしてくれます。
しかし、乳酸菌をとっても、胃で強い胃酸にやられて死んでしまうというネックがありました。今では、死んだ乳酸菌でも腸内に入ると、環境を整えるのに役立っていることがわかっていますが、生きた乳酸菌が届くに越したことはありません。
人の腸に住む乳酸菌の一つひとつを取り出し、胃液や胆汁を加えた培地で鍛え上げ、その中から酸にもアルカリにも強い株を分離し、さらに強化培養することで、腸まで生きたまま届く乳酸菌を作り上げました。
また、NK細胞が弱っている9人の被験者に、シロタ株入りの乳酸菌飲料を3週間飲んでもらったところ、飲みだした直後から、NK活性が高まり、その効果が6週間維持することを確認しました。
今では、乳酸菌はとても優秀になっていて、どの種類でないといけないということはなくなっています。
大事なのは、自分との相性で、最低1週間、毎日200gを食べ続けてみて、便秘が解消されるなど、体調が良くなるようなら、それは相性がいいということですので、ずっと習慣として食べ続けるようにします。
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