理想的な肝臓食とは
慢性肝炎の人の、家庭での食事については、次のように考えます。
1.肝臓には良質のたんばく質がたくさん必要良質のたんばく質を含む食品は、卵であり、牛乳であり、牛肉などの肉であり、魚です。
ですからこれらは優先的に、1回の食事でどれか1つは必ずとるようにします。
たんばく質を含む食品としては、これだけで十分だからです。
ところで、1986(昭和61)年からは、大豆(大豆製品も含めて)もアミノ酸スコアが100、すなわち良質のたんばく質であることになりました。
ですから、大豆も理想のたんばく質に加えることができます。
したがって、肉、魚、卵、大豆、牛乳といった5つの食品は必ずとること、とくにコレステロールが心配な人は、肉や卵はひかえて、魚か大豆は必ずとるようにすることが大切です。
2.ごはんは食べすぎないこと
ごはんやパンといったでんぷん類を食べすぎると太ります。
家庭では、1食にせいぜい茶わんに軽く1杯、パンなら小さい食パン2枚程度とし、そのほかは他の栄養素のものをとるようにします。
3.野菜や海藻はたくさんとる
緑黄色野菜と海藻は、とくにとります。
かさが多くても、おひたしや油妙めにすればひとにぎりになってしまい、食べやすくなります。
4.油は料理に必要なら使ってもだいじょうぶ
毎日脂っこい料理にはしないという程度で十分です。
油を使う場合はなるべく植物油がよいです。
5.くだものは必ず食べよう
6.1日にとる食品数は、少なくとも30品目をとるようにする
ビタミンもミネラルも食物繊維も1日30品目の食品をとれば十分に補給できます。
これらに合う料理は、家庭料理を主として考えた場合は和食です。
洋食、とくにフルコースは栄養のバランスもよいと思いますが、外国に行くと、ふつう洋食では肉とじやがいも、スープ、パンなど3〜4種の食品しかでません。
パンを主食とすると、みそ汁や海藻やとうふは副食としてつけにくく、また、中国料理には多くの種類の材料が使われ、ほとんどに油が使われています。
和食といっても、家庭料理としての和食をとり上げたいのです。
ごはんというのは不思議なもので、肉にも、油ものにも、魚にも、とうふにも、おひたしにも、海藻にも、スープにも、みそ汁にも、ザーサイにも合います。
つまり、ごはんは洋食・中国料理その他なんの料理にも合ってしまうのです。
「和食」という意味は、ごはんを中心として1日30品目の食品をとろうではないかという意味です。
結論として、肝臓食6原則に合わせようとすると、和食がいちばん合いやすいということになります。
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