長期間の多量の飲酒は肝臓障害の原因
お酒に強いか弱いかは、悪酔いするかしないかということであり、それは体質的な遺伝であり、肝臓のはたらきや強さとはまったく関係がありません。
酒に強い人も弱い人も肝臓の強さはみんな同じなのです。
ですから、結局、お酒をたくさん飲む人が肝臓をこわすということになります。
採血をしたり注射をするとき、皮膚を消毒アルコールでふきますね。
あれは皮膚の細菌を殺しているのです。
生きている細菌が死ぬのですから、からだによいわけがないのです。
お酒が強いといって大酒を飲むと、肝臓を悪くするのです。
お酒に強くて、男らしく、元気で、威勢がよく、うらやましいなと思われている人が、結局は肝臓病になるのです。
お酒に強いから、いくらでも飲めるから、自分の肝臓は特別製などということはけっしてありません。
反対に、お酒に弱い人は、あまり飲まないから肝臓を悪くしない、肝臓を悪くしないから、むしろ長生きするということになるです。
アルコールを多量に、2〜3日飲んだだけでも肝臓に影響が現れます。
脂肪肝という病気は、進行するほど肝臓がまっ黄色になり、脂肪がたまるのは、ふつう1日に3合以上のお酒を、5年間以上飲みつづけた場合です。
日本酒1合は、同じアルコール量で比べてみると、ビールなら大1本、ウイスキーでダブル1杯、ワインはワイングラス2杯に相当します。
カクテルなら1杯、焼酎、ブランデーなどは、ウイスキーと同じように考えたらよいです。
肝硬変になるのは、1日に5合以上のお酒を10年間以上飲みつづけた場合が一般的です。
日本酒で5合というと、ウイスキーにすればボトル半分ということになります。
5合以下でも、たとえば、1日に3合から5合の間なら、15年ないし20年後に、肝硬変になるということがいえます。
以上述べたように、脂肪肝になるか肝硬変になるかは、肝臓が強いか弱いかということではなくて、その人が飲んだアルコールの量の総量しだいということになります。
10年というとずいぶん先の話だと思われるかもしれませんが、30歳から飲みだして10年というと40歳です。
40歳代というと、子どももまだ小さく、小学生や幼稚園児で、肝硬変になって入院してはじめて、「ああ、あんな飲み方をしなければよかった」と後悔することになるのです。
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