肝がんの治療
がんが発生してからがんを治すのではありません。
定期的に3〜4か月に1回ずつ超音波検査を行い、さらに必要に応じてCT、MRIを行って、少しでも疑いがあれば、がんになる前にラジオ波治療などで完全に消滅させてしまうのです。
先手を打って治すのです。
これによって将来の不安はなくなることになります。
がんが発見された場合、次のような手順で診断を確定し、治療を行います。
1.3〜4か月ごとに定期的に行われた超音波検査で、肝臓の中にがん、あるいはがんの疑いのある変化が発見された場合。
2.CT、あるいはMRIで精密検査をします。
3.次に、肝動脈造影検査を行い、それと同時にCTを撮り、がんの確定診断を行い、さらに、それは1つなのかどうかを判定します。
がんと確定した場合には、その場で抗がん剤やゼラチンをカテーテルから入れて治療します。
4.がんの確定診断のために、肝生検を行う場合もあります。
さらに、治療を完壁にするために、ラジオ波による治療を考慮します。
●ラジオ波による治療(RFA)
手術以外の方法で肝がんを治療する場合、このラジオ波による治療法が現在の第1選択されます。
これは、肝臓の中のがんに向けて、からだの外から麻酔のうえで針(電極)を刺し、その電極の周囲を450キロヘルツのラジオ波により加熱し、がんを壊死させてしまう方法です。
1回の焼灼で径3センチメートルまでのがんは完全に壊死させ治癒させることができます。
がんの数は3個以内まで行います。
●エタノール注入療法(PEIT)、経皮マイクロ波凝固療法(PMCT)
エタノール注入療法や経皮マイクロ波凝固療法は、かつて広く行われていましたが、現在状況に応じて必要な場合にはこの方法が行われ、有効です。
●手 術
がんが肝臓の表面近くにあって手術が比較的容易な場合や、がんが大きくても、たとえば肝臓の左側、左葉に集まっていて、左葉をそっくりとってしまえば治るという見通しの立つ場合に行われます。
左葉に大きながんがあった患者さんは、手術ですっかり切りとり、がんはなくなり、その後元気に日常生活を送っています。
●肝動脈塞栓術
肝動脈塞栓術は、大腿動脈からカテーテルという細い管を、腫瘍のごく近くの肝動脈まで挿入し、腫瘍に流入する血管に抗がん剤、さらにゼラチンを注入して、がんに向かう血管を詰めてしまう治療法です。
血管の中にゼラチンが詰まってしまうのですから、その部分の血液は流れず、がんは血液不足となつて壊死し、溶けてこわれてしまいます。
●放射線療法
肝臓の門脈にがんのある場合に行います。
陽子線照射療法もあります。
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