手のひらが赤くなる手掌紅斑
肝硬変などで肝臓に障害がおこると、手のひらの周りが、鮮やかに真っ赤になることがあります。
指のつけ根、指の先などで、とくに親指のつけ根、その反対側の小指のつけ根の下のふくらんだところなどが赤くなります。
これを手掌紅斑(しゅしょうこうはん)といい、慢性肝障害の人の40パーセントに現れますが、手のひら全体が赤いのをいうのではなく、あくまでも手のひらの周りだけです。
しかも、境界がはっきりしていて、紅を塗ったように赤く見えます。
これは、肝臓のはたらきが悪くなって、ホルモンのバランスがくずれ、女性ホルモンが増えて、その部分だけの血管が拡張したために赤く見えるのです。
しかし逆に、手掌紅斑のある人すべてが肝臓が悪いというわけではありません。
妊娠中におこることもありますし、肝臓がまったくなんでもない人もいます。
また、肝臓が悪いと皮膚に赤い斑点のでることがあり、これはおできではなく、ふくらんでいません。
糸のように細い血管が、皮膚の表面に細かく広がったものです。
これも、肝臓のはたらきが悪くなってホルモンのバランスがくずれるためにおこると考えられています。
大きさは、数ミリから2〜3センチくらいのもので、これがたくさん、くびすじ、胸、肩、腕などにでます。
皮膚に見える斑点の形が、ちょうどクモが脚を広げているように見えるところから、くも状血管腫と呼ばれています。
このくも状血管腫は、肝臓がよくなると、色が薄くなってくることがあります。
慢性肝炎や肝硬変の人に現れる症状で、ほかに妊娠中に現れることもあります。
また、男性でも、ちょうど女性の乳房のように、わずかにおっぱいがふくらんでくる症状がでます。
ピンポン玉のように盛り上がったり、痛みをともなったりすることがあります。
これは、肝硬変などで肝臓のはたらきが悪くなると、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスがくずれるためにおこるものです。
ただ、腹水やむくみをとるために使用される薬の服用が原因でおこることもあります。
その場合は、薬の服用を中止すればもとどおりにもどります。
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