自閉症のうつ病の症状
自閉症の人は、自分の状態を他人に伝えることが苦手で、特に不安や抑うつ状態などは表現しにくく、周囲の人が気づいたときには、うつ病が進行していることもあります。
症状の一つである食欲不振や睡眠障害も、自閉症の人は習慣を守ろうとするため、重くならないと現れないことがあります。
その代わりに、こだわりが強くなった、常同行動や問題行動が増えた、身の回りのことができなくなった、家から出られなくなった、などの症状が現れます。
これらは、助けて欲しいサインで、何がうつ病やストレスの原因になっているかを探るとともに、療育方法の再検討をします。
二次障害はできるだけ早く発見し、早く治療を開始することが大切で、自閉症の場合は特に意味があります。
引きこもりや話をしないなどが長く続くと、そうした病的な行動が固定化し、精神障害がよくなったあとも残ってしまうことがあるのです。
うつ病や不安障害に対しては、症状を長引かせないために薬を使う場合もあり、不安や緊張でパニック症状を起すような場合には、抗うつ薬を用います。
薬を使うときには、前もってどんな副作用が起こりうるかを聞き、その場合の対応をよく理解しておくことが大切です。
うつ病がんばるな!
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