パニックの原因は不安や緊張
パニックには必ずきっかけがあり、例えば、いつもあるはずのものがない、大きな音がした、友達に軽く叩かれた、初めての状況に直面した、予定が急に変更になった、などです。
他の人は、なぜそんなことで、などと思うかもしれませんが、自閉症の子にとっては、大変不快で不安を感じてしまうことなのです、
その上、自閉症の子は不安や緊張を感じやすく、感情を自分でコントロールすることが苦手なため、常にパニックを起しやすい状態なのです。
どんな状況で、パニックが起こりやすいかがわかれば、その状況を避けることでパニックをある程度予防することができます。
また、パニックを起しそうな予兆に気づいたら、回りの人ができるだけ早くその状況から離すなど、すばやく対応するようにします。
成長とともに多くの経験を積むことで、さまざまな状況に慣れ、パニックを起す回数は減っていきますので、今のところは、子供が強い不安や緊張を感じるような原因を作らないよう、普段から生活や環境に配慮することが大切です。
パニックが激しい場合、手足を激しく床に打ち付けて暴れる、自分の手で頭を叩く、壁に頭をぶつける、自分の腕に噛み付く、など自分自身を傷つける行為をします。
これを自傷行為といい、痛みという刺激を自分に与えることによって、不安や緊張を和らげようとしているとされ、強いストレスが原因だと考えられています。
自傷行為が見られたら無理に押さえつけず、けががないようにガラスや刃物などの危険物を避けたり、子供の近くにクッションを置いたりして安全を確保します。
子供が感じている強いストレスの原因を探し、生活を見直していくことが大切です。
うつ病がんばるな!
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