愛着行動のない子供
赤ちゃんは、生後すぐに人の顔に関心をもち、自分の顔をのぞきこむ人の顔を見つめて目で追い、生後数ヶ月には、人の視線の方向にその人の関心の対象があることも気がつきます。
相手が笑っていると、真似をして自分も笑顔を浮かべたりします。
この能力は早くから発達し、人の表情や心の動きをよむというコミュニケーションのもととなります。
自分を世話をし、守ってくれるお母さんに愛着を感じ、お母さんがいないと泣いて呼んだりし、これを愛着行動といいます。
自閉症のある赤ちゃんには、この愛着行動があまりみられず、お母さんの姿が見えなくても泣いて注意をひこうとはせず、だれかあやしても、それがお母さんであっても笑いません。
ハイハイや歩けるようになっても、お母さんの後追いをせず、1人でおとなしく過ごしています。
人への関心が低いという自閉症の特性が、乳幼児期には、お母さんへの愛着行動の少なさという形で現れるのです。
自閉症の赤ちゃんは、抱っこされたり、体に触れられたりするのを嫌がることがあり、嫌がらないまでも、抱っこしたときに体をこわばらせたりします。
これは、愛着関係がうまく発達しないという、自閉症の特性があるからです。
うつ病がんばるな!
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