自閉症の学校の環境
自閉症の子にとって、学校はさまざまな刺激にあふれ、同年代の活気ある子供たちに囲まれて過ごす時間や、集団行動、突然の予定変更など、不安や恐怖の要因となり、なかにはパニックを起してしまう子もいます。
しかし、その子の特性をよく観察すれば、どんなときに不安になり、どんなきっかけでパニックを起すのかわかり、未然に防ぐことができます。
自閉症の子供に無駄なパニックを起させない配慮をするとともに、子供が安心できるような環境を整えることが大切です。
空間や時間、手順を目的ごとに区分けし、わかりやすく示すことで、子供はすべきことを集中して取り組めるようになります。
学校の教室は、多くの掲示物が貼られ、物が乱雑に置かれているため、集中しやすい環境を作ることが大切です。
まず、場所の目的をはっきりさせ、視覚や聴覚などの刺激をある程度制限して、ほかに気を取られないようにします。
席替えをするときは、他の子供だけにし、自閉症の子供は変えないようにします。
また、自閉症の子供は、多目的に使用する空間が苦手で、障害の重い子ほど、この場所で何をすればよいかわからず、混乱してしまいます。
場所ごとに役割を決め、その場所では役割以外の行動をしないようにし、こうした工夫によって、自閉症の子供は安定して学習できるようになります。
うつ病がんばるな!
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