自閉症の知識
自閉症には、一見、同じ自閉症とは思えないほどいろいろあり、自閉症の特性の現れ方は人によって異なります。
自閉症の特徴は、言葉の発達の遅れ、対人関係の難しさ、特定のものへのこだわり、の3つです。
原則として、この特徴が全て揃っている場合を自閉症といい、自閉症の人の約80%が知的障害を伴います。
これらの特徴の程度と知的障害の有無・程度で、自閉症のタイプが決まります。
特徴の現れ方が軽微だったり、3つの特徴のうち1つか2つしか見られなかったりする場合もあり、これは非定型自閉症といいます。
ある程度、通常の発達をしていて、発語もあったのに、1〜2歳頃から急速に自閉的な傾向が強くなって、言葉を話さなくなったり視線が合わなくなったりする折れ線型自閉症といわれるものもあります。
また、自閉症と似ているけれど、言葉の遅れがみられないアスペルガー症候群は、明らかな知的障害を伴わない高機能自閉症と見極めが難しい場合があります。
それらを全て自閉症スペクトラム(連続体)という同じ枠組みの中でとらえる見方が広まりつつあり、大きな枠組みでとらえることで、その子自身がもつ特性に対して、柔軟に対応していくことが可能になります。
自閉症の多くは、3歳くらいに診断が可能ですが、中には成長するに従って、特徴が弱まったり、言葉の能力が発達してくることもあります。
自閉症はADHD(注意欠陥・多動性障害)と合併することがあります。
また、小さいときはADHDの症状が目立っていたのが、成長とともに自閉症の症状が強くなってくるなど、障害が変化したようにみえることもあります。
うつ病がんばるな!
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