職場での対人関係の調整
就職した後、自閉症の人が直面しやすい問題の多くは、職場でのコミュニケーションが取れない、指示が理解できないなど、対人関係によるものです。
こうした問題が起こらないように、事前に雇用主と相談しておくことが大切です。
雇用主に自閉症であることと、起こりがちな問題点や不得意な状況を説明し、仕事についた初めの頃は、特別な配慮をしてもらう必要があります。
自閉症の人は細かいところにも注意し、一度仕事を覚えたら、とても効率的で有能で正直な、信頼できる働き手になります。
単調な仕事も飽きずに高いレベルを維持でき、不必要な休憩を取らず、めったに欠勤せず、遅刻をしません。
自閉症の人は、自分で計画を立てて仕事をすることが苦手なので、雇用主や同僚に、やるべきことを具体的に示してもらう必要があります。
内容を細かく手順に分け、1つの手順にかける時間や終わりの目安なども示してもらいます。
いったん不適切な習慣がつくと、それを変えるのは難しいため、最初は介助をつけてもらい、正しい手順で仕事が身につけられるようにします。
初めは不必要に思われる質問が多いかもしれませんが、手順が確立されれば失敗や質問の繰り返しも減ります。
うつ病がんばるな!
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