療育手帳を活用する

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療育手帳を活用する

療育手帳とは、知的障害児に一貫した指導と助言を行い、福祉を受けやすくするために、自治体から交付されるものです。

身体障害者手帳と違って根拠法律はなく、療育手帳制度要綱によって、都道府県ごとに実施するとされています。

対象は基本的に知的障害のある人ですが、認定基準や援助の内容は都道府県ごとに異なります。

また、自閉症のみの認定基準を設けていないことが多く、大抵は合併する知的障害の程度と支援の必要性に応じて発行されます。

療育手帳に有効期間はありませんが、18歳未満の場合は定期的に見直しがあり、その度に判定を受けて更新します。

療育手帳は、本人または保護者が住む地域の福祉事務所を介して、都道府県知事に申請します。

自治体によって異なりますが、福祉相談センターや児童相談所などが主な窓口です。

申請後、児童相談所や知的障害者更生相談所の職員の家庭訪問や臨床心理士の面接、心理テストなどが行われ、判定されます。

さらに、主にIQの程度で、軽度や重度などの2〜4段階の区分に分けられます。

療育手帳は18歳未満の場合、半年から1〜5年後くらいに再判定を受ける必要があります。

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