人とかかわり合いを作る
定型発達の子は、友達と遊ぶなど人とかかわりを持つ中で、行動範囲を広げて社会性を身につけていきますが、自閉症の子は人にあまり興味を示さず、また、人とかかわりながら、行動範囲を広げていくことも苦手です。
家庭で、楽器の演奏や手芸などをやってみて、ある程度習熟したら、次は家イ外の場所で行うようにさせ、サークルに参加したり、教室に通ったりすることで、子供の世界が広がります。
バスに乗って通ったり、新しい人たちと出会ったりすることは、子供の社会性の発達を刺激します。
自閉症の子供は、新しい環境に不安を抱きやすいため、家ではできていることが教室ではできないこともありますが、気長にその場に慣れるのを待てば、子供にとって余暇を楽しむ場が1つ増えることになります。
その子の発達レベルに合わせて、少しずつ行動範囲を広げることは、子供の生活の舞台を広げ、発達を促すことにつながります。
また、外出に慣れてきたら、買い物に挑戦してみます。
自閉症の子にとって、買い物はお金を品物と交換するという仕組みが理解しにくく、うまくいかないものです。
まずは親が買い物をして見せ、親の横で真似をさせ、慣れてきたら、親は店の外や少し離れた場所で待ち、子供1人で行わせます。
さらには、親は家で待ち、家から買い物に生かせて帰宅するまでを1人でできるようにします。
できるようになるまで、時間がかかるかもしれませんが、根気よく少しずつステップアップさせます。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|
|