いじめられている自覚
いじめは、どんな集団にも発生しうる問題ですが、特に自閉症の子は人との関わり方が独特のため、いじめの対象になりやすいのです。
子供の言動が、挑発しているように誤解されたりその場から浮いていたりすることは、それだけでいじめの標的にされやすいのです。
さらに、自閉症の子供にありがちなのは、周囲からからかわれ、いじめられているのに、そのことを自覚できていないということです。
そのため、ひどい扱いを受けたり、悪事に利用されたりすることもあり、いじめ方にも、本人をからかったり攻撃したりするだけでなく、仲間はずれにしたり無視したりするものもあります。
また、いじめられていることに気づいていても、大人に話す必要性がわからず、黙っていて事態を悪化させてしまうこともあります。
自閉症の子供は、誰にも訴えることができず、周囲に溶け込めない自分に悩み、傷ついていることもあるのです。
いじめられているわけではないのに、いじめられているという被害感情を持つこともあります。
ちょっと肩が触れただけなのに、突き飛ばされたように感じるなど、自閉症特有の感覚と関係が深いようです。
また、人から言われたちょっとした冗談や、親しさを示す慣用句を字義通りに理解して、悪口と受け取ってしまうこともあります。
これらのトラブルは、自閉症の特性によるもので、人間関係のルールを教えていくことで、解決することもあります。
うつ病がんばるな!
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