問題行動の原因と無視
自閉症の子は、問題行動を繰り返すことがあります。
問題行動としてよく見られるものに、辺りかまわずつばを吐く、奇声を発する、頭を壁にぶつける、自分の腕を噛むなどの自傷行為、他人に手を上げる、噛み付くなどの他傷行為、掌をひらひらさせたり、くるくる回る常同行為のほか、パニックも問題行動に入ります。
問題行動は、知的障害の重い子に多く見られ、主な原因は、困っている感情をうまく伝えられないことです。
背景には、何かができなくて困っている状態や、不快な感覚があって混乱している状態、不安やストレスがたまった状態などがあるものの、どうしたらよいかわからないために問題行動を起こすといわれています。
問題行動を、子供の困っているサインとしてとらえることで、解決することができそうです。
問題行動をやめさせる方法は、無視することが基本で、この対応はパニックへの対応と同じで、周りに危険がないかを判断し、なければ治るまで無視します。
自閉症の子は叱られても叱られたことの理由がわからないことが多いので意味がないのです。
また、注意したり手を貸したりすると、問題行動を起こせば構ってもらえると思わせ、逆に問題行動を強めてしまいます。
正しい対応は、まず無視をして、子供が飽きて問題行動をやめたら、きちんと褒めることです。
褒めることで、問題行動をやめるのがよいこと、を認識させます。
うつ病がんばるな!
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