自閉症と脳の関係
自閉症の原因は、現在では解明されていませんが、生まれつき脳の機能発達が定型発達の子供と異なることはわかっています。
認知や感情、情動をつかさどる側頭葉、前頭前野、扁桃体といった部位の機能の変化が、自閉症の発症に関わっているのではないかと考えられています。
@側頭葉
人の表情や動作から、その意味や感情を理解する、大脳の側面の部位です。
この働きが障害されると、人がどう感じているか、言葉の真意が何かがわかりません。
A前頭前野
人の立場に立って考え、人の気持ちを理解する部位です。
障害されると、自分がその立場だったらどうするかという想像ができません。
B扁桃体
本能的な恐怖や不安、快・不快などのこころの動き(情動)に関わる部位です。
障害されると、感情の抑制ができず、ささいなことに恐怖や不快を感じます。
また、自閉症の子供の15〜25%がてんかん発作を伴うといわれています。
発作を起さないでも、てんかん特有の脳波が見られる人は、自閉症の約半数を占めることがわかっています。
本来、大脳の神経細胞は、規則正しいリズムで電気が流れており、てんかんはこのリズムに乱れが生じる病気で、慢性的に発作を繰り返すのが特徴です。
リズムの乱れが脳全体に起こる全般発作と、脳の一部から始まる部分発作があります。
うつ病がんばるな!
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