思春期の体と心

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思春期の体と心

思春期前後の子供は、体の面でも、心の面でも大きな変化が訪れ、体の面では、親と同じくらいに体格が大きくなり体力も増して、子供によっては親以上になります。

二次性徴が現れ、男の子は男性らしく、女の子は女性らしく、体が変化していきます。

自閉症の場合、特に知的障害の重い子では、自分の体に対して感覚をつかみきれていないと、体が大きく変化することに混乱しやすい傾向にあります。

同時に自分が男である、女であるという意識をもつきっかけとなり、自分の存在を意識するようになります。

思春期は、体の変化を伴い、心の面でも大きく変化し、この時期の子供は、自我が確立し、友達や社会との関わりの中で、他人と自分を比べてコンプレックスを抱いたりしながら、自分の価値とは何かを探していきます。

自閉症の子供の思春期は、定型発達の子よりもやや遅く訪れたり、あまり変化が顕著でない場合があります。

しかし、自分をとりまく社会と自分に対して、徐々に意識が高まっていきますから、この時期には、自分に対して肯定感を持てるように周囲がサポートしていきます。

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