自閉症の就労を支援する施設
特別支援学校の中等部や高等部では、作業学習や職業訓練の授業が設けられており、授業では、パンの製造や木工など、将来職業として考えられる作業を訓練します。
学校の卒業後、さらに必要がある場合は、障害者職業能力開発校などの就労支援施設へ通うという選択もあります。
知的障害者や精神障害者を対象にした施設があり、遠方の人のために寮があるところもあります。
ただし、療育手帳を持っている、集団行動ができる、職業的自立が見込める、といった条件が設けられています。
主な訓練科目は、服などの縫製、製本、木工、清掃や商品仕分けなどの総合実務、機械の組立などです。
そのほか、養豚や製麺、園芸、パン製造、食品加工など、地域の特徴に合わせた科目を設けているところもあります。
訓練によって職業能力が向上し、一般企業に勤められるまでになる人もいます。
独立行政法人の設置する障害者職業センターもあり、全国に約50箇所設置され、知的障害を伴う自閉症の人だけでなく、高機能自閉症やアスペルガー症候群の人にも対応しています。
また、ハローワークには、障害者用のコーナーがあり、専門の相談員が配置され、就職支援から就職後のケアまで、一貫した指導と支援が行われます。
障害者職業センターと協力して、カウンセリングなど就職に向けた支援を行っているところもあります。
障害者雇用支援センターは、特に就職が困難な障害者が対象で、市町村レベルで職業リハビリテーションサービスを提供し、就職後のフォローまでおこなっています。
うつ病がんばるな!
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