自閉症の睡眠障害や虫歯
自閉症の子には、しばしば睡眠障害がみられ、夜に質の良い睡眠がとれないと、脳を十分に休養させたり成長ホルモンを十分に分泌させたりすることができず、成長に妨げになります。
また、朝起きられなくて学校に遅刻したり、日中ボーっとしてしまうなど、日中の活動に支障をきたすことも考えられます。
睡眠と覚醒のリズムを整えるには、一定の時間に起きて寝ることが大切で、寝る前はゲームなど神経を興奮させることを避けます。
すぐに寝付けない場合は、短時間だけ本を読む、音楽を聴くなど入眠の儀式を作ることも大切で、また、お気に入りの毛布を使うことや、豆電球をつけて眠ることなど、こだわりも重視します。
昼間に外遊びをなど運動をして体を活発に動かすことで、よく眠れるようになることもあります。
また、自閉症の子は、虫歯があっても平気でいることが多く、発見が遅れることがあります。
歯科治療は、口の中という見えない部分の治療であり、見慣れない機具や機械の音に囲まれ、椅子に寝ながら治療を受けるという非日常の行為です。
新しい体験が苦手な自閉症の子供は大きな不安を感じ、恐怖のために暴れたり治療中に口を閉じたりして、危険な行動をとる子もいます。
どうしても治療を受け入れられないときは全身麻酔を行う場合もありますが、事前に治療のリハーサルをして見通しを立てることで、受け入れられるようになる子もいます。
うつ病がんばるな!
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