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睡眠薬の危険性と安全性
睡眠薬は大きく分けて、バンビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系の3種類があります。
バンビツール酸系の睡眠薬は、いろいろな危険性が指摘されていた薬剤です。
これは延髄から脳全体を鎮静化する作用があるので、大量に服用すると、呼吸中枢が抑制され、呼吸が麻痺してしまいます。
そのため、昔は自殺や犯罪に用いられたこともあり、依存症や耐性の問題もあり、現在では使われていません。
その後、開発されたベンゾジアゼピン系には、依存症などの副作用はあらわれにくくなりました。
また、ベンゾジアゼピン系と比較して、さらに自然な睡眠を誘発させる睡眠薬として作られたのが、非ベンゾジアゼピン系です。
これは睡眠中のノンレム睡眠を増加させるとともに、副作用もよりあらわれません。
現在、睡眠薬の治療はベンゾジアゼピン系睡眠薬が主流で、抗不安作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用、鎮静作用、催眠作用、健忘作用があります。
本来の目的は、鎮静作用と催眠作用ですが、その他の効果も期待できるのです。
ですので、不眠症の治療だけでなく、クロナゼパムなどのように周期性四肢運動障害などにみられる不随意運動抑制の目的で投与したり、レム睡眠行動障害など睡眠時随伴性の治療にも使用されます。
うつ病がんばるな!
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