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ビタミンB12で不眠治療
睡眠相後退症候群と非24時間睡眠覚醒症候群では、ビタミンB12による薬物療法が用いられます。
これは、ビタミンB12の服用で、長期にわたった睡眠覚醒リズム障害が顕著に改善されたという結果があるからです。
このビタミンB12が睡眠覚醒リズム障害のもたらす作用については、生体時計の周期に作用しているのか、ビタミンB12そのものの睡眠促進作用によるものなのか、あるいは光感受性に影響をおよぼして視神経経路に作用しているのか、代謝酵素への影響によるものなのか、現在のところは明らかになっていません。
いずれにしても、ビタミンB12単独での効果はそれほど高くなく、その他の治療との併用で高い有用性が認められています。
また、睡眠覚醒リズム障害の治療に使用する睡眠薬は、ベンゾジアゼピン系の薬です。
中でも生体リズムの波長前進を促すトリアゾラムやブロチゾラム、クロナゼパムなどが有効だとされています。
通常、時間療法などの非薬物療法を行うことなしに、いきなり睡眠薬を使用しても無効であることが多いとされています。
その他の薬物療法では、中枢神経系のメチルフェニデイトや、松果体ホルモンのメラトニンなども有効であるといわれています。
うつ病がんばるな!
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