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季節性うつ病は光で治療
季節性うつ病の治療は、高照度光療法が有効な治療手段となります。
2500から3000ルクスの蛍光白色光を1日朝1回、2,3時間程度照射します。
この高照度光療法を行うことで、ほとんどの人は3、4日から1週間でうつ状態が軽減し、過眠症状も改善されます。
高照度光療法は、睡眠リズムなどの生体リズムと脳の活性度を正常化させるための治療法です。
季節性うつ病の人は、夜早い時間に入眠して長時間眠り続けますが、健常な睡眠が長時間持続しているのではなく、レム睡眠が断続的に出現しているのです。
深い眠りのノンレム睡眠が減少し、レム睡眠が切れ切れに現れるのです。
こうした過眠症状が起こるのは、脳で分泌されるメラトニンが関与し、メラトニンは朝起きて太陽の光を浴びることで、夜間の睡眠中が分泌のピークとなりますが、季節性うつ病においては、正常な分泌のリズムが乱れています。
朝早い時間の高照度光療法によって、メラトニンの分泌を抑制する効果が期待できるのです。
また、ごはんやパンを過食するのは、神経伝達物質である脳内のセロトニンの不足を補うための行動なので、食事の調節も重要です。
季節性うつ病は、本人が自覚していないことが多く、うつ状態が出現しており、昼間の眠気が強く、炭水化物の過食傾向があり、それが起きるのが秋から冬季であるなら、季節性うつ病の疑いがあります。
うつ病がんばるな!
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