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うつ病のレム睡眠と夢
うつ病の人は、眠っているときによく夢をみることが特徴で、それはレム睡眠時が関係しています。
うつ病の人は、最初のレム睡眠が現れる時間が早くなることがわかっています。
健常者の睡眠は、入眠してまず深いノンレム睡眠に入り、約90分が経過したところで、レム睡眠に移行します。
しかし、うつ病の人は、30分以内でレム睡眠が現れ、レム睡眠時に特有の現象である夢を見て、それが中途覚醒が多いため、記憶に残ってしまうのです。
さらに、うつ病に伴う睡眠障害は生体機能にも影響を与え、うつ病を生体リズムの観点からみると、体温は平均して昼も夜も上昇していますし、血圧も上昇、脈拍も増加しています。
また、うつ病の人は、見た目は沈みこんで元気がないのですが、体の中は不安と緊張が高まっているのです。
うつ病は初期の段階ではなかなか自分で自覚できず、軽症の場合には、よく眠れなくて調子がよくないという認識がある程度なのです。
うつ気分のようなうつ症状がまだあまり出現していないうちから、初発症状として現れるのが不眠なのです。
軽症の人は、医療機関を受診した時には、不眠だけを訴えるのですが、そこで抗うつ薬を投与すると、すぐに不眠が改善するのです。
うつ病がんばるな!
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