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睡眠の年齢差と個人差
睡眠のメカニズムにはリズムがあり、リズムにのっとった生活を維持することが快適な睡眠につながります。
しかし、全ての人が全く同じ睡眠の状態であるわけではなく、人それぞれに適した睡眠生活があります。
睡眠覚醒のリズムは、年齢によっても変化します。
睡眠にはもともと年齢差と個人差があるのです。
年齢差について、生まれたばかりの赤ちゃんは1日に16時間ほど眠っています。
1日の3分の2は眠っていて、その約半分はレム睡眠です。
これは体内時計の働きがまだしっかりできておらず、睡眠覚醒のリズムをきざむことができないからです。
新生児、幼児期、小児期はレム睡眠が長く、加齢とともにレム睡眠は少なくなっていきます。
成人の場合、ノンレム睡眠が約4分の3で、残りの4分の1がレム睡眠です。
年齢と睡眠障害の関係については、高齢になればなるほど、不眠を訴える人が多くなります。
入眠障害は年齢による差はあまり見られませんが、高齢になるにしたがって、中途覚醒や早朝覚醒が多くなってきます。
逆に日中の過剰な眠気は、20代から30代に多く見られます。
睡眠障害の内容も、年齢によって異なるのです。
また、睡眠にはあくまでも年齢差や個人差があり、9時間以上睡眠をとらなければならない人を長時間睡眠者、6時間以下ですむ人を短時間睡眠者としていますが、どこまでが正常でどこまでが異常かは、明確ではないのです。
人それぞれに適した睡眠のスタイルがあり、日中に気力、体力の充足感を得られれば、それがその人にあった睡眠時間となります。
うつ病がんばるな!
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