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睡眠相後退症候群の判断基準
現在、不登校に陥る中学生や高校生は増え続けているのですが、その中に睡眠障害が原因であるという診断がされず、適切な治療もなされず、不登校の状態が長引いている思春期の子供たちが多いのです。
思春期の睡眠リズム障害の診断や治療は、心身両面から行わなければなりません。
例えば、いじめがあって夜間に眠れなくなり、朝も起きられなくなって、睡眠相が後退する場合があります。
それに伴って抑うつ症状から、頭痛、腹痛、倦怠感、疲労感、集中力の低下などが出現して、結果として不登校に陥ることがあります。
このとき睡眠覚醒リズム障害が原因で不登校状態を引き起こしているのかどうかを判断する必要があるのです。
睡眠相後退症候群は次の判断基準などです。
@望ましい時刻に入眠できない、あるいは欲する時刻に自然に覚醒できなかったり、過剰な眠気がある。
A主たる睡眠時間の位相が、望ましい時刻に比べ遅れている。
Bこれらの症候が少なくとも1ヶ月以上続いている。
C時間に制約がないときには、睡眠に以下の特徴がある。
□睡眠の質と量は正常で、毎日慣れた時間に眠る。
□自発的に覚醒する。
□睡眠時間帯は遅れたまま、24時間の周期を保つ。
□最低限2週間の睡眠日誌をつけることで、日常の睡眠時間帯の遅れが証明できる。
非24時間睡眠覚醒症候群の判断基準は次になります。
@他に原因のない入眠又は覚醒困難の訴えがある。
A睡眠の開始と終了が24時間のパターンを維持できず、次第に遅れていく。
Bこの睡眠パターンが6週間以上続く
うつ病がんばるな!
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