|
睡眠が少しずつ遅れる障害
非24時間睡眠覚醒症候群は、睡眠相が毎日少しずつ遅れていき、日中の眠気や夜間の不眠があらわれる睡眠障害です。
毎日徐々に眠る時間が遅れて、睡眠の時間帯が後退していくため、昼夜が逆転したりします。
非24時間睡眠覚醒症候群の人の1日は24時間ではなく、24プラスアルファ時間となり、その時間は大体1時間から2時間以内です。
ですので、1日が25時間から26時間の周期になっているのです。
睡眠相後退症候群の場合は、睡眠相が後退したまま固定していますが、この症候群の場合は、後退して1日に1、2時間ずつずれていくのです。
非24時間睡眠覚醒症候群は、睡眠の時間帯が1日に1、2時間ずつ後退していきますから、昼間が睡眠時間帯になると日中に強い眠気を覚えます。
無理に昼間に活動をしようとすると、全身の倦怠感や集中力の低下が現れます。
また、朝の起床困難のため、遅刻や欠席が持続すると、抑うつや自信欠如といった精神症状がみられることがあります。
逆に、自分の睡眠覚醒リズムにしたがって、夜間であろうと日中であろうと、睡眠の時間帯に睡眠をとり、活動の時間帯に活動をすると、身体症状や精神症状は消失します。
非24時間睡眠症候群は、これまでは全盲などの視覚障害者にしばしば認められましたが、近年は他に障害のない人にもあらわれ、特に思春期、青年期に極めて多いことが明らかになっています。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|