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時間療法で不眠治療
時間療法は、主に睡眠相後退症候群に用いられます。
睡眠相後退症候群は、睡眠の時間帯が通常の時間帯よりも後退している障害です。
夜更かしが何日も続いたときなどに、睡眠時間帯を戻すのはなかなか難しいのですが、さらに遅くずらしていくは簡単にできるのです。
これは、24時間を1周期として、人間に備わっている概日リズムが、24時間よりも1時間くらい長いからなのです。
概日リズムの周期の順応幅は、約25時間プラス2時間で27時間とされています。
時間療法では、最大限界値の3時間程度をめどに、毎日就寝と起床の時刻を遅らせていきます。
就寝時間が通常時刻の午後10時から午前0時あたりまで移動したとき、翌朝からきちんと起きるように修正するのです。
時間療法によって、睡眠相後退症候群の人のほとんどは、睡眠覚醒リズムの修正が可能です。
高齢者にみられる睡眠相前進症候群では、2日間に3時間程度をめどに就寝時間を早めていきます。
うつ病がんばるな!
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